【障害のある子どもとの接し方】気を付けるポイントと大切なこと

障害のある子どもとの接し方を知る


障害のある子どもは、自分の意志を上手く伝えることが出来ません。
そして、自分の感情をコントロールすることも出来なかったりします。
そんな子どもと接するうえで大切なことやポイントを知ることが、障害のある子どもと触れ合う第一歩でしょう。

話し方はゆっくり穏やかに

障害のある子どもとコミュニケーションを取るためには、その子の話をしっかりと聞くことが大切です。
そのためには、自分が話す言葉はゆっくり穏やかにすることが必要です。
子どもの顔をしっかりとみて、ゆっくり穏やかに話しましょう。
そうすることで、子どもの緊張がほぐれます。

また、声のトーンも落として話してみましょう。
子どもよりもトーンを落とすことを常に意識してください。
子どもの話がすべて終わってから少し間を空けて話すようにすると、子どももスムーズに対話出来るようになります。

子どもに寄り添い代弁する

障害のある子どもが何か失敗をしてしまった時、不必要に叱らないことが何よりも大切で。
この子はなぜこんなことをしてしまったのか、その子の置かれた状況や気持ちを考え、子どもに心に寄り添うようにしましょう。
子どもが落ち着いたら、なぜそうなってしまったのか聞いてあげることも大切です。

そういった気持ちをわかろうとするのが、子どもの成長につながります。
「こういうことが嫌だったんだね」
「これがあったから怒ったんだね」
と気持ちを代弁してあげて、子どもが自分の感情を上手に表現できるようにサポートしてあげましょう。

一貫性のあるルールを作る

障害のある子は「その場その時の状況に合わせたルール」というのが分かりません。
「この時はダメでこの時はOK」というルールを作ってしまうと、判断が出来なくなってしまいます。
特に自閉スペクトラム症の子どもは、ルールにとても強いこだわりを持っているため、複雑なルールは受け付けません。

もしルールを変更する場合は、具体的な内容をしっかりと伝えることを意識しましょう。
そして早めに変更することを心がければ、子どももしっかりと理解してくれるでしょう。

とにかく我慢強くいる

障害のある子どもと接する時に一番大事なのは、我慢強くいることです。
この我慢強さがないと、障害のある子どもと接することは出来ません。

障害のある子どもは、こちらの思惑を察することは出来ませんし、何度伝えても同じ失敗を繰り返してしまいます。
時にはイラっとしてしまう時だってあるでしょう。
しかしその気持ちをぐっと堪えて、我慢強く接することで、子どももあなたに心を開いてくれるのです。